パンクの精神を受け継いで始まったニューウェイヴ/ポストパンク、いくつかの流派に分派して盛り上がったハードロック/ヘヴィメタル、新たに登場したヒップホップやエレクトロニックミュージック、そしてMTVによって爆発的に拡大したポップシーン―― 80年代の音楽シーンはある意味60年代や70年代以上の盛り上がりを見せたが、それは60年代や70年代のロックの健全な発展とは全く違う、屈折して多層的な盛り上がり方だった。
そんな一種のカオスのようなシーンだからこそ、そこに生まれた傑作アルバムたちも規格外で、突然変異的な作品が多かった。それまでのロックやポップの概念を破壊するような衝撃性を持ったアルバムや、全く新しいビートとサウンドを持った革新的なアルバムが次々と生まれた一方で、コマーシャルに洗練され尽くした作品、ジャンルの中でマニアックに細分化されたアルバムもまた数多く生まれた。
それらはそれぞれバラバラではあるが、そのクオリティーと表現の強さにおいて、今の時代にも影響を誇る普遍的な名盤として名を残している。
そんな迷宮の80年代の名盤を巡ってみたい。
(編集長 山崎洋一郎)
<コンテンツ紹介>
■ 80年代ロックアルバム100枚ランキング、徹底解説
■ インタビュー:プリンス、ロックを刷新した才能を語り尽くす
■ インタビュー:ガンズ・アンド・ローゼズ、絶頂期の秘蔵ドキュメント
■ インタビュー:マイケル・ジャクソン、究極の80年代トップスターが赤裸々に語った超貴重語録
■「 ジャンル別」考察
ニューウェイヴ/ポストパンク、ハードロック/ヘヴィメタル、ポップ、ヒップホップ
■ 「多角的80 年代マイベスト」座談会
『特別企画 80年代ロックアルバム100』の記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
●8月号『60年代ロックアルバム100』特集と9月号『70年代ロックアルバム150』特集もあわせてお楽しみください。
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