今年も数々の話題作/名作が出揃ったところで恒例の『洋楽アルバムランキング』です。
今年はなんといっても女性アーティスト、そしてクィアアーティストによる素晴らしいアルバムが多かった。ずっとそうではあるのですが、時代の変化とともに正当に、オープンに注目されて評価される作品が非常に増えて、今年はそれを象徴する年になったのではないかと思います。
と同時に、今世紀に入ってからずっとポップシーンの最前線であり頂点でもあり続けたヒップホップに特大の話題作が少なかった印象もありました。ラップはもはやポップミュージック全体に溶け込んでいるのですが、前面に出ていたのは「歌」だったのではないかというのが今年の印象です。
ロックに関しては、レジェンドのザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズからトップスターのオリヴィア・ロドリゴまで、そして息を吹き返したように進出している若きバンドたちも含めて活発です。5年前に、誰がこれを予測できたでしょうか。
こうした今年のいろいろな傾向は今年だけのものなのか、なにか大きな時代の変わり目を示しているのか、ランキングを見ながらこの特集で追っていきたいと思います。(編集長 山崎洋一郎)
<コンテンツ紹介>
★ 洋楽ベストアルバムNo.1~N0.50の全作品レビュー
★ 2023年「シーン別」徹底考察レビュー
★ リイシュー/イベント/ライブのベストセレクション
★ 2023年を振り返る総括座談会
● 別冊付録 :「2024年 rockin'on特製カレンダー」も付いています!
巻頭特集「洋楽アルバムランキング2023」は、現在発売中の『ロッキング・オン』1月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
Instagramはじめました!フォロー&いいね、お待ちしております。