一言で言えばMONOEYESがMONOEYESのまま新しく生まれ変わったというアルバム。それが5年ぶりの新作『Running Through the Fire』だ。MONOEYESのカラーを強く出すためにはどうすればいいんだろう。それはみんなに好きにやってもらうのがいちばんいいんじゃないかって(細美)
どういうことかと言えば 、去年出た『The Unforgettables E.P.』で経験した「LAレコーディング」+「マイク・グリーンによるプロデュース」をこのアルバム制作でも踏襲して、しかも今回は細美武士のラフなデモとスコット・マーフィーのデモを元に現地でのレコーディングでメンバーの試行錯誤によって曲を仕上げていくというこれまでやったことのないやり方に挑戦して、それによってこの4人のMONOEYESというものがダイレクトにストレートに表現されたアルバムになったということなのだ。細美武士の曲の作り方も新たな方法に変化し、そのあたりの事情もインタビューで明らかにされている。
目の覚めるようなフレッシュなアルバム、そして名曲だらけでエバーグリーンなアルバム。間違いなく最高傑作だ。
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=石井麻木
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年11月号より抜粋)
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