2016年のフジロック以来約8年ぶり、単独のジャパンツアーとしては、2013年以来の約11年ぶりとなるウィルコの来日公演を昨日3月8日にZepp Hanedaで観てきた!
ライブは昨年リリースした最新作『Cousin』から、代表名盤『ヤンキー・ホテル・フォックストロット』の楽曲までオールキャリアにまたがる名曲の連発で、会場を埋め尽くす20代、30代、40代、50代以上、他にも訪日客の外国人もふくめて幅広なオーディエンスが要所で合唱すれば、ときに涙する人も見受けたりと最高に熱い一夜だった。
静寂とぬくもりのアコースティックサウンドから、時にノイジーにケオティックに爆発するケミストリーにも圧倒されつつ、世にいう”インディロックの良心”とは、まさにウィルコが鳴らす、この時代を超越した包括性にこそ体現されているのだなと感銘を受け続けた2時間超のステージだった。圧巻。(鴨志田翔)