現在発売中のロッキング・オン6月号では、『特別企画 2000年代ロックアルバム100』の中でアークティック・モンキーズのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「世の中を変えたい、世代のスポークスマンになりたいっていうバンドは、ファンをドキドキワクワクさせるけど、少なくともそれと同じぐらいの数の人から反発を買うものだと思う」
わずか1年の間に、アークティック・モンキーズは地球上で最もビッグなバンドになった。メンバーは今、この信じがたいサクセスストーリーが始まった場所、バーンズリー・カレッジの学生会館に戻っている。
アレックス・ターナーは未来を見つめている。今考えているのは、自身のバンド、アークティック・モンキーズが40年後も現役でライブのステージに立ち、デビューアルバム『ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット』の収録曲を披露しているかどうか?という質問への答えだ。ちなみにこの作品は、他を大きく引き離し、2006年にイギリスで最も売れたアルバムとなっている。
「どうせやめるんだったら、早いうちにやめるべきだ」とアレックスは言う。
「ザ・ジャムみたいにね。(ポール・)ウェラーはいつも『自分たちは若さが命だ』って言ってた。でもあるところを過ぎると、このまま続けようとか、金欠だからカムバックしようか、とか思い始めるんだ」
「ビートルズのキャリアを見ればわかる」と、この話に加わるのは、バンドのギタリスト、ジェイミー・クックだ。
「デビューから解散まで、全部でたった8年だよね? 今はあんなことはできないよね。あれだけの短期間にあんなにたくさんのアルバムを出すことは許されないから」
今こうしてメンバーと話している場所はシトラスルームズといい、かつてバーンズリー・カレッジの学生会館があった場所だ。ここを訪ねると、彼らが瞬く間に、とてつもない成功を収めたことが実感できる。メンバー4人のうち3人(アレックスとドラムのマット・ヘルダース、そして新加入のベーシスト、ニック・オマリー)は、まさに今インタビューに応えているこの建物で、今から3年前には、何をするともなくランチの時間帯を過ごしていた。
「最初にみんなで一緒に行ったライブはザ・ヴァインズだったね」とアレックスは振り返る。「当時はまだ古い学生会館だった、この建物が会場だった。あれは最高だったな。だから今日は、一周してまた出発点に戻ってきた気分だよ」
(以下、本誌記事へ続く)
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