プログレッシブR&Bの雄ハイエイタス・カイヨーテの新作『ラブ・ハート・チート・コード』はジョイ&ポジティブ! 秋の来日ツアーに向けて最新モードを語る

プログレッシブR&Bの雄ハイエイタス・カイヨーテの新作『ラブ・ハート・チート・コード』はジョイ&ポジティブ!  秋の来日ツアーに向けて最新モードを語る - rockin'on 2024年8月号 中面rockin'on 2024年8月号 中面

現在発売中のロッキング・オン8月号では、ハイエイタス・カイヨーテのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「前作はいろいろヘヴィなところがあった。
だから、新作の軽やかなモードが一番いい感じなんだと思えたんだよ。
やわらかくて、前向きな曲をやって、それでいいんだっていうね」


●新作『ラブ・ハート・チート・コード』を聴きましたが、素晴らしく聴きやすいところに感激しました。たとえば前作『ムード・ヴァリアント』はそれまでのあなたたちの作品とは違い、楽曲とサウンドを構築していくアプローチが打ち出されるようになって、今作も基本的にその延長線上にあると思います。曲はものすごく聴きやすいのに、あなたたちの濃密なパフォーマンスが詰まっています。今作がこうした方向性を採ることは意識されていたというか、意図していたものだったんですか?

ポール・ベンダー(B)
「ぼくたちのやることは基本的に意図してやっているものだから。なんていうか、アーティストとしてはいつも成長しているわけだし、うまくいけばそのせいでやろうとしていることがよりよく見えてくることもあるわけだよ。それと、そういう見え方もやっていくうちに強くなってくるんだ。けれども、アルバムごとの違いを見分けるのはなかなか難しいし、ぼくなんかは曲ひとつひと
つという単位でしか区別していないから。その曲に必要なものはなんなのかを探り出して、ほつれているところを見つけ出すことに努めているだけなんだよ」

●新作は、軽やかさというか、前向きなモードを打ち出している感じがとても強いんですが、それはあらかじめ感じていたんでしょうか?

ポール「アルバムというのは、楽曲の集まりだからこそ、方向性を持つものだけど、確かにこのアルバムには軽やかさがあるとぼくも思うよ。前作と較べるとね。前作はいろいろヘヴィなところがあったから。だから、これが今度の作品に携わるうえで一番いい感じなんだと思えたんだよ。やわらかくて、前向きな曲をやって、それでいいんだっていうね」

サイモン・マーヴィン(Key)
「だから自分たちが作り上げようとしている楽曲の性格に忠実に従うということになると思うんだよ。そして、今回はこういう楽曲が書かれる時期だったんだね。とはいえ、もっと古い曲もあったし……ただ、どのアルバムも結局は同じなんだよね。全員が気に入った曲をやるという意味で(笑) 。だから、ジャンルとかスタイルは関係ないんだ。ほかの曲との相性はどうなのかとか、そういうことはその後、吟味することになるし、だから、全員がある曲についてやる気になったら取りかかって、アルバムに収録できるだけの中身を持った曲として仕上げていくだけのことなんだよ」
(以下、本誌記事へ続く)



ハイエイタス・カイヨーテの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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