ザ・マーダー・キャピタルを代官山SPACE ODDで目撃!

ザ・マーダー・キャピタルを代官山SPACE ODDで目撃!

今年2月に3rdアルバム『Blindness』をリリースし、これまでのポストパンクを基軸としながらも、グランジやノイズ、ブルースといった新たな要素を取り入れ、バンドとして新たなフェーズへと踏み出したザ・マーダー・キャピタル。そんな彼らがついに待望の来日を果たした!
代官山SPACE ODDに集結した約350人のファンを前に、肉体的なエネルギーを炸裂させた単独公演。その圧巻のパフォーマンスを目撃してきた。

オープニングを飾ったのは、最新アルバム『Blindness』に収録された“The Fall”。エッジの効いたストレートなポストパンクナンバーで会場のボルテージを一気に引き上げ、ザ・マーダー・キャピタルらしい力強い幕開けとなった。

続く2曲目は、同じく最新作からの“Moonshot”。ディレイやノイズを巧みに織り交ぜたこの楽曲では、ポストパンクの骨格に重厚なギターアンサンブルが加わり、より立体的なサウンドが展開される。ルーツに忠実でありながらも、果敢に実験を重ねるバンドの姿勢が鮮明に表れた、圧巻のパフォーマンスだった。

そして3曲目では、ファーストアルバム『When I Have Fears』収録の“Feeling Fades”が投下された。初期のダークな空気感をまといながらも、ソリッドなサウンドとJames McGovern(Vo)の爆発するような感情が楽曲をさらに研ぎ澄ませていく。演奏中には観客のシンガロングが巻き起こり、バンドとオーディエンスが生み出す一体感が会場を満たした。

その後も、爽やかなインディーロックのテイストを感じさせる“A Distant Life”や、壮大な世界観を描き出す“Slowdance Ⅰ”、“Slowdance Ⅱ”、さらには歪んだグランジサウンドが唸る“World Lost Meaning”と、多彩な楽曲が次々と披露されていく。
ポストパンクという枠にとらわれることなく、バンドが積み重ねてきた7年間のキャリアを凝縮したセットリスト。そのすべてが存分に堪能できる、濃密な一夜となった。(北川裕也)
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