ユニバーサル ミュージックが開設した英語教育プラットフォーム「UM English Lab.」の発表イベントが3月14日、渋谷区立原宿外苑前中学校で開催。このイベントに行ってきました。
「UM English Lab.」とは英語教育のプラットフォームで、ユニバーサル ミュージックの洋楽アーティストの楽曲を活用したオリジナル教材を全国の英語教師へ無償提供。教材には、従来の学校教育で親しまれてきたザ・ビートルズやカーペンターズに加え、レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュといった現在活躍しているアーティストの楽曲も使用されています。
会場となった体育館にはメディア関係者に加え、卒業を間近に控えた3年生も参加。司会を務めた芸人のトンツカタン森本晋太郎さんの進行で、終始和やかな雰囲気の中、生徒さん達は話の内容にしっかりと意識を向けている様子がうかがえました。
イベント内で藤倉尚社長は「50年前は会社全体の40%の売り上げが洋楽だったが今は10%以下」と同社の売り上げと洋楽市場の変化を話し、経営課題を感じていると説明。
またゲストでクリスタル ケイさんが登場。「英語でのコミュニケーションで一番何が大事だと思いますか?」という質問に対し、「失敗を恐れず、勇気を持って英語を使うこと」と回答していました。
確かに、文法や単語の正しさを気にするあまり、話すこと自体をためらってしまうことが多いかもしれません。しかし、完璧でなくても意外と伝わるもの。まずは知っている文章や単語を使って話してみることが、英語力を高める第一歩だと感じます。
具体的な教材内容としては、歌詞に隠されたメッセージを深掘りするワークや、曲を歌えるように歌詞の読み方を学ぶワークなどがあるようです。実際に授業を受けた生徒からは「音のつながりを意識するだけで、すぐに聞き取れるようになっておもしろかった」などの感想があったそう。
私自身、洋楽が英語学習の大きなモチベーションの1つでした。英語だけでなく、その国の文化や社会、世界で起こっている出来事、そしてアーティスト自身について知ることができるのも魅力だと感じます。10代のうちから洋楽に触れて好きなアーティストや曲を見つけてもらい、より洋楽が身近な存在になれば嬉しいです。(石原有紗)
UM English Lab.サイトはこちら
https://um-english-lab.com