The Temper Trap来日公演
2009.10.10 18:55
いやあ素晴らしかった。
今夏のサマーソニック以来、2度目となる来日で
単独無料公演を行なったザ・テンパー・トラップ。
今回観て気付いたのは、
このバンド、とにかく尻上がり的に
ライヴが熱を帯びていく。
だから、序盤などは
まだ肩慣らし的な部分もあって
ハラハラするのだが、
3〜4曲目ぐらいで
エンジンに火がつくと止められない。
そして、このバンドの面白いのは
音楽を演奏するというより、
音楽を立ち上げていくような感覚があること。
アルバムで既に聴いている曲なのに
目の前で楽曲に命が吹き込まれて、生命を得るのが
ヴィヴィッドに伝わってくる。
バンドはショウマンシップなど気にせずに
今はその魔法を一心に磨き続けている段階だが、
これがちゃんとしたフレームを持ったときのことを考えると
ワクワクする。
写真はショウの前に取材させてもらったときの写真。
あの場でロックの可能性を見た人は多かったのではないか。(古川)