9公演に及んだランシドの今回の日本ツアー。
その最終公演である渋谷クラブクアトロに行ってきた。
ティムのとるカウントが
マイクを通さずに生の声で届いてくるような距離感。
スタジオコーストの公演ではライダースに
ニットキャップという出で立ちだったティムが
今日は黒の長袖シャツにハット。
そんなところからもどこかファミリアスな雰囲気を感じたのだが、
まあランシドがクアトロでやるのだ。
ライヴとしての近さがハンパではない。
コーストと同じく、
ちゃんとアコースティック・セットもあったし、
曲数も変わらずフルでやった。
しかし、このサイズの箱で観ると、
一人一人のパフォーマーとしての格が自ずと現れてくる。
特に今日ビックリしたのは、
後から加入したドラマーのブランデン・スタインエッカート。
ユーズド時代から観ているが、
今日のプレイには驚かされた。
でも、ティムが本当に嬉しそうな顔をしていたのがよかった。
ライヴハウスでティムのそうした姿を見ると、
これがやっぱりランシドだなと思う。(古川)