今日は、11月18日発売予定の
ポール・マッカートニーのライヴDVD
『グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ』の試写会へ。
ビートルズが史上初のスタジアム・ライヴを敢行した
シェア・スタジアムに替わる新球場、
「シティ・フィールド」にて今年7月に行なわれたライヴだが、
まあ、このシチュエーションだけで
このライヴがスペシャルなものであることが分かる。
全33曲中20曲がビートルズの楽曲というセットリストからしてすごいが、
飛び入りしたビリー・ジョエルと演奏した
“アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア”、
ビートルズ解散後、初めて演奏されたという“デイ・トリッパー”など、
まあ、単なるライヴDVDというレベルを超えている。
そして、なんといってもグッとくるのは、
シェア・スタジアム時の音源と映像が差し込まれる
“アイム・ダウン”だろう。
44年の時を経て同じ場所で、同じ曲をポールは歌う。
最近は再結成も多いが、
誰が先頭に立って、道を作ってきたのか、
この映像は一発で伝える。
そして、44年後も同じく大観衆に向かって彼は歌うのだ。
ポールにも意地があったんじゃないか。
しかし、映像を観ながら、ずっと思っていたのは
67歳にまったく見えないことだ。
マドンナとも全然違う、この若さは何なのだろうか。
ポール・マッカートニーには魔法がある。(古川)