キンセラ祭り
2010.01.08 23:02
今日は渋谷O-nestにて、
ティム・キンセラとオーウェンのカップリング・ツアー。
ちなみに、オーウェンというのはマイク・キンセラによる
ソロ・プロジェクトで、マイクはティムの弟です。
で、ふたりとも元々はポスト・ロックの伝説的バンド=
キャップン・ジャズにいた人たちなんですが、
そのへんは知らない方は調べていただければと。
去年はティムがジョーン・オブ・アークとして来日してましたが、
キンセラ兄弟そろい踏みとなると、
2007年のメイク・ビリーヴ(ティムのバンド)とオーウェンの対バン・ツアー以来。
ってそんなに久しぶりでもないですが、
今回は本当に兄弟ふたりっきりで、それぞれが弾き語りで歌うというセット。
繊細な声で歌いながら、ときどき狂ったような雄たけびを上げるマイクakaオーウェンと、
ヘナヘナのアルペジオに乗せて朴訥とした、しかし味わい深い歌を聴かせるティム。
それぞれにじっくりと堪能させてもらいました。
兄弟、といえばまあオアシスなんですが、
思い出すのは2007年、O-WESTで観たメイク・ビリーヴとオーウェンのライヴ。
そのときは確か、オープニング・アクトのgroup_inouに続いてティムのソロ・セットがあって、
そのあとnhhmbaseが出てきて、次にメイク・ビリーヴがやって、
最後にオーウェンのセットがあって、
アンコールではオーウェンにメイク・ビリーヴも加わって、
という流れだったんですが、
アンコールで連中、いきなりオアシスのカヴァーをはじめたんです。
で、お、楽しいじゃんと思ってみてたんですが、
何曲も何曲もオアシスばっかなんですね。たしか5〜6曲やったんだと記憶しています。
もう最後のほうは何がなんだかわかんなくなって、
会場全体が妙な昂揚感に包まれていたのを思い出します。
今回はそんなこともなく粛々と終わって、ほっとしたような残念なような。
これから全国を回って、15日にもう一回O-nestでやる予定になってます。(小川)