ニューヨークの中村明美のブログでも
いち早く報じられている通り、
日本時間の今朝行なわれたグラミー賞で、
グリーン・デイがBEST ROCK ALBUMを、
キングス・オブ・レオンがRECORD OF THE YEARを受賞！

グリーン・デイについては、
まあ当然と言えば当然なのだが、
他の候補が、AC/DC、U2、クラプトン＆スティーヴ・ウィンウッド、
デイヴ・マシューズ・バンドであった通り、
アメリカにおいてバンドの捉え方が変わったことの
なによりの証明。
クラシック・ロックにも連なる現役の最前線にいるバンドとして、
今回の受賞はある。
グリーン・デイはロックの「正史」となった。

キングス・オブ・レオンは、とにかく驚き。
ビヨンセ、ガガ、テイラー・スウィフト、ブラック・アイド・ピーズと
歌姫＆ポップ勢に囲まれていただけに、
正直、当初は候補者にバラエティを出すためなんだろうかと
思ったりしていた。しかし、それがまさかのRECORD OF THE YEAR受賞。
こういう「真っ当」なロックが
ポップ勢との平場で勝った事実がなによりも嬉しい。
受賞した“ユーズ・サムバディ”は本当に名曲だと思う。
ロックンロールが本質的に持つ欲望に対して
キングスは誰よりも正面から向き合ったバンドだ。

賞は賞でしかないが、
今年のグラミーは素直に嬉しかった。（古川）