週末は雨、ということで映画館に足を運ぶことを進めたい。
『幸せへのキセキ』。
妻を亡くした男が、子供たちと動物園つきの家を買い、そこで人生を立ち直す、というドラマ、しかも主演がマット・デーモンと聞くと、食指があまり動かないかもしれないけど、これ、新作『ヴァルタリ〜遠い鼓動』があまりにも素晴らしすぎたヨンシーが、全編のサントラを手掛けているのである。
しかも監督はキャメロン・クロウ。
『セイ・エニシング』『あの頃ペニー・レインと』とロック・ファンにとって外せない青春映画を作り上げてきた監督だけに、この映画も、ロック魂がほとばしる。
というか、主人公の男が、ある突飛なことに踏み出し、それによって自分の人生を見つめ直し、新しい自分を発見するという、これまでのキャメロン映画すべてに共通するドラマが展開するわけなのだが、やはりロックンロールという夢を追いかけるやからを、追いかけるロック・ファンとしては彼の紡ぐドラマには本当に共感できる。

とりあえず、予告編をどうぞ。
当たり前のように、シガー・ロスの“Hoppipolla”が使われています。

まあ、ベタな展開も多い映画なんだけど、誰もが普通に感動できるかと思います。

ちなみに、スカーレット・ヨハンソンのおばさん化にはちょっと驚いたけど、エル・ファニングがかわいすぎるのでＯＫ、ということで。（内田亮）