GRIMES、短かったけど、文句なし

GRIMES、短かったけど、文句なし

ラス前に、「前はアンコールやってたけど、ここから去って、また戻ってくる、とかやってるとクライマックスまでの勢いが切れるから、このままアンコールにやる曲をやってるの」って満杯の会場に告げた時、ライヴが始まってからまだ40分ぐらいしか経ってなかった。
そして、そのまま1曲やって本当に終わってしまったんだけど、彼女の魅力はビシバシ伝わってくる内容だった。
サマソニではよきパートナーのDJ、ブラッド・ダイアモンドと一緒だったが、今日は前座を務めたバック・シンガーのAMI DANGと、恐らく日本でリクルートしたバックダンサーふたりのみしかステージにいない。
ということで、サウンドを作り上げながらフロントマンを務め、ライヴの世界観を、彼女がほぼすべてひとりで作り上げていて、その圧倒的な“ひとり感”がすさまじかった。
優れたソロ・パフォーマーはこれまで何人も観てきたけど、だいたいは優れたバックにサポートされてる。
しかし、サウンド的な世界観をすべてひとりでステージ上で作りながらも、客を魅了するカリスマと歌も放つ人はなかなかいない。
一番近いのはホワイト・ストライプス時代のジャック・ホワイトかな?
今日のクレアは、かつてのジャックと同じぐらいステージ上で忙しくしてた。
とにかく、かわいい!ということで、もっと長く観てたかったけど、その才能がずば抜けてることを知るには十分だった。(内田亮)
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