ギターのジェリー・レオナルドと2人でのステージはフジロックと同じ。このアンサンブルが素晴らしい。デビッド・ボウイのツアーの音楽監督もやったことのあるジェリー・レオナルドだが、ギター1本で、まるでこれが本来のスタイルであるかのように、彼女の世界を表現していく。
新作も発表されたばかりで、そこからの曲もいろいろ歌われた。作家としての力が健在であることを感じさせる力強いナンバーばかりで、嬉しい。こうした新曲があることによって、過去のヒットソングも時代的なリアルを失わずに聞くものに届く。キャパの大きな会場だったので、満員ではなかったが、いいお客さんばかりで、暖かい空気に包まれていた。
こうした才能あるアーティストが、優れた作品を発表し続け、質の高いライブをやり、そこに熱心な聴き手が集まっている現場に立ち合えるのは幸せだ。
写真は関係ありません。