ほとんどが3分前後の分かりやすいポップ・チューンばかり16曲。アレンジも聞きやすい敷居の低い作り。でもメロの奥行き、アレンジの洗練度は恐ろしいくらい。
見ての通り、全面ピンクで目にはラメでハートマーク。タイトルは「ラヴァー」。愛についてのアルバムであるのは議論の余地はない。
でもアルバムの1曲目で歌われるのは「私の評判が下り始めた途端、ポップコーンを取り出したり、私がつまずいて地面に転んだ途端、校庭で笑い声を上げたり」したあなたへの決別。「忘れた、忘れた、忘れたわ、憎しみじゃない、ただ無関心なだけ」「愛じゃない、憎しみじゃない、ただ無関心なだけ」と、容赦ない。
歌われている対象が誰か、憶測可能な表現になっているのが、この曲でアルバムを始める彼女の決意の厳しさを感じる。
愛を歌うとはこういうことでしょう?という彼女のメッセージはクリアだ。
ジャケットはピンクでラメだけど、顔はうつむいて表情は曖昧。
凄すぎる…
明日の番組で紹介します。