9年前の『1989』ツアーのときも6年前の『Reputation』ツアーのときも、アルバムのテーマをしっかりと打ち出した演出とパフォーマンスに圧倒されたが、今回はそうしたこれまでのテーマを全集のように総括しながらチャプターごとに見せるという壮大すぎるコンセプトで、しかも最後にはテイラー・スウィフトがその「テイラー・スウィフト」というコンセプトから開放されて一歩を踏み出すという感動的なストーリーになっていて、終わったときには「ありがとう、テイラー」の言葉しか出なかった。
全45曲、3時間15分。ライブエンターテイメントはここまできたという手応えと、それはテイラーという人間が一つづつ生み出した「ソング」から広がっていったのだという奇跡に圧倒された。
この奇跡を刻みつけたテイラー・スウィフト特集号の制作をスタートさせました。
最新インタビューも東京ドームライブレポートもしっかり掲載します。
3月7日発売の「ロッキング・オン」テイラー・スウィフト特集号を楽しみにしててください。(山崎洋一郎)