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    ザ・フーの13年振りの新作は、彼らが今だに怒りと反抗のバンドであることを証明した傑作だ。今週の番組でしっかり紹介したい。

    ザ・フーの13年振りの新作は、彼らが今だに怒りと反抗のバンドであることを証明した傑作だ。今週の番組でしっかり紹介したい。
    アルバム1曲目、いきなり歌い出しが「構わないさ、きっと君はこの曲を気に入らないに決まっている」である。老いをテーマにしながら黄昏ることなく、エネルギーに満ちた怒りを思い切り放出して来る。
    ただ怒りと言っても若い頃のようなストレートなものではない。現在、発売中のロッキング・オンに掲載されているインタビューで、ピート・タウンゼントは挫折感から来る怒りもあると発言している。70歳を超えないと言えない深い言葉だ。
    全てが正直で率直。エネルギーとユーモアに満ちた傑作だ。
    明日の番組で思い切り力を入れて紹介したい。
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