ロック・アンド・ロール・イズ・デッドというメッセージを2020年に体現する困難さを、軽々と乗り越えてみせたThe 1975。新作はまるでラスト・アルバムのよう。明日の番組でしっかり紹介したい。

ロック・アンド・ロール・イズ・デッドというメッセージを2020年に体現する困難さを、軽々と乗り越えてみせたThe   1975。新作はまるでラスト・アルバムのよう。明日の番組でしっかり紹介したい。
サマソニのステージに掲げられた「ロック・アンド・ロール・イズ・デッド、ゴッド・ブレス・ザ・ナインティーン・セヴンティファイブ」というメッセージは最高だった。今さら「ロックは死んだ」と言われても、という突っ込みに対して、どこか生真面目に、でも笑いながら向き合える貴重なバンドだ。
最新作が素晴らしい。そのなかでもラスト・ナンバーの「ガイズ」という曲が印象的だ。バンドのメンバーに対するラブソングだとマシューは言っているが、古典的なロック・バンド美学が純度高く表現されたナンバーだ。解散ではないにしろ、一区切りをつける決意のようなものが伝わってくる。
とても聞き応えのあるアルバムで選曲に苦労した。曲を絞り込めないので、たくさん選んでしまいそう(笑)
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