ハリー・スタイルズ、見たいものだけを見せてくれる、物凄く直球で誠実なライブだった。簡単に爽やかという言葉で形容したくないが、爽やかとかしか言い様のないライブだった。

ハリー・スタイルズ、見たいものだけを見せてくれる、物凄く直球で誠実なライブだった。簡単に爽やかという言葉で形容したくないが、爽やかとかしか言い様のないライブだった。
ライブの前は、ブログは書かないつもりだった。適任ではないと思ったし、見当外れなことを書いてひんしゅくを買いたくなかったからだ。
でも書きたくなった。とてもいいライブだった。
とにかく勿体ぶったところが一切なく、ファンが見たいものを見せる姿勢に徹していることが凄い。
左右に大きなLED、そしてセンターにも巨大なLED。お約束の映像演出はほとんどなく、ひたすらハリーを映す。正しい。照明も明るく、その上でたくさんのピンスポットがハリーを追う。正しい。
90分のステージだったが、聞きたい曲はしっかりやってくれた。凄く練習したと思われる日本語MCを聞きながら懐かしい気持ちになった。昔の外タレ(もはや死語?)はこうだったなと思った。今やその伝統を継承しているのはミック・ジャガーくらいかも。ポール・マッカートニーも少しやるな。つまり世界的スーパースターが世界と向き合う時のひとつのマナーなのだ。21世紀における、そのマナーの継承者がハリー・スタイルズだというのは、とても府に落ちる話だ。
勉強するつもりで行ったライブだったけど、本当に学ぶことの多いライブだった。
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