Viva Brother

Viva Brother

想像を遥かに超えるカッコ良さ! 1曲目で座席から跳ね起きてステージ前に急いでしまった。軽々と練り上げられてしまうグルーヴと、音源よりもずっと強靭でラッドな歌とコーラス、それによって求心力を増した心憎いブリットのメロディ。ていうかそのシャツ! UKの魂を意図的すぎるほどに継承しながら、「そうか、これを全部出来るバンドがいなかったのか」と一発で納得させられてしまうステージだ。

女性コーラスと鍵盤を含めた編成は先日の単独公演と同じようだが、少なくとも甘美さのかけらもない、煙たいギターのサイケ感だけでこのバンドの持つムードは伝わる。オーディエンスに声高らかに歌わせる煽りも堂に入ったもの。ヒーローと呼ぶべき兄弟の噂は本当だった。とにかく観ているだけで歓喜がこみ上げてくる。(小池宏和)
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