ジョンもメンバーも、演奏と歌に意識を集中させながらも、スタジアム・ロックとしてのダイナミックなステージ・パフォーマンスを一瞬の緩みもなく見せてくれた。
60年代/70年代ロックの大御所のステージとはまた違って、80年代ロック・スターならではのポップなアレンジやアンセミックな楽曲が多くでとにかく華やか。
ただ、もちろんジョンも含めてメンバー全員が超ミュージシャンシップの人達だから、アンサンブルがオーガニックで温かい。
「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」のようなハイトーンボイスの曲も「ランナウェイ」のような情熱的な歌もバッチリと歌いこなして、若々しかった。
ジョン・ボン・ジョヴィはガンズのアクセル・ローズと同い年で56歳。
レッチリのアンソニーとも同い年だ。
3人ともそれぞれのスタイルでスタジアム級のアーティストとして80年代と変わらずに元気で活躍してて、同じく56歳の僕は非常に嬉しく思うのだった。(山崎洋一郎)