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    コラム「激刊!山崎」──JAPAN取材後記(SEKAI NO OWARI、back number、佐野元春)

    コラム「激刊!山崎」──JAPAN取材後記(SEKAI NO OWARI、back number、佐野元春)
    今月号(『ROCKIN'ON JAPAN』4月号)では僕は3本のインタビューを担当しました。

    SEKAI NO OWARIのFukaseの巻頭ロングインタビュー、そしてback numberの清水依与吏のロングインタビュー後編、さらに18年ぶりにあの佐野元春にもインタビューしました。

    毎月毎月、こんなふうにまるで業務報告のように当たり前に書いていますが、よく考えれば凄いことですよね?!
    考えると肩に力が入るのであまり考えないようにはしているのですが、やっぱり凄いことですよね。日本の音楽シーンのトップに立つ人からの言葉を受け取る役割、その責任の重さを、毎月こうしてやり終えてから振り返るとひしひしと感じます。インタビューの前ややってる最中は少しも感じないんですけどね。そんなこと感じてたら角度のある話とかできないですからね。

    というわけでセカオワのFukaseくんの巻頭インタビュー、しかも僕は初めてのインタビューということで、力が入りました。
    SEKAI NO OWARIの活動の濃さ、そしてセカオワを愛するファンの思いの強さ、その熱量にふさわしい意味のある言葉をちゃんと引き出すインタビューにしたい。そうでなければ意味がない。これまでの長い間、セカオワとファンの間で交わされてきた濃いコミュニケーションを考えれば、この貴重な久々のFukase単独インタビューの中には意味のない言葉や中身のない質問など一つもあってはならない。
    それぐらいのプレッシャーを自分にかけてインタビューに臨みました。
    セカオワハウスの2階から寝ぼけ眼で下の階に降りてきたFukaseくんはずいぶんカジュアルに僕の初インタビューに答えてくれましたが、でも後で活字に起こしたのを読むと、彼もかなりの真剣さと高いモチベーションでこのインタビューに臨んでくれたことがよくわかりました。
    SEKAI NO OWARIとFukaseの本質に迫れたのではないかと思います。

    そしてback number清水依与吏のインタビューは、先月から引き続きの「対バンツアーの相手についてすべて語りまくる!」の後編で、先月号の前編を超える中身の濃さ!
    それぞれのアーティストについて清水依与吏にしか語れない切り口でスラスラ語っていくその言葉には愛しか感じられませんでした。褒めたり称えたりすることは誰にでもできるけど、自分だけの切り口と言葉でその人を語ることは、愛がなければ絶対にできないことですからね。そういう意味では依与吏はモンスターですね、愛の。

    そして佐野元春さんの、僕にとっては18年ぶりのインタビュー。
    都内某ホテルのラウンジでのインタビューということで佐野元春が座っているテーブルの向かい側に座ろうとしたらマネージャーさんに「佐野さんのお隣に」と言われて長椅子のソファーで佐野元春の真横に座ってのインタビュー。さすがの私でも緊張する! めちゃくちゃやりづらい!笑。でも佐野元春はとてもジェントルに、穏やかな笑顔で、でも切れ味鋭い言葉とクレバーなスピード感でもって質問に的確に答えてくださいました。
    僕にとって佐野元春は知性とロックンロールが融合したキャラクターの理想形で、まさにそういう佐野元春として完璧にインタビューに答えてくださいました。

    というわけで今月も充実した取材ができた楽しい一ヶ月でした!(山崎洋一郎)


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    2月28日(金)に発売する『ROCKIN’ON JAPAN』4月号の表紙とラインナップを公開しました。今月号の表紙巻頭は、SEKAI NO OWARI・Fukaseです。 ●SEKAI NO OWARI Fukaseが今、改めてSEKAI NO OWARIのすべてを語り尽くす! スペ…
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