ライブは最高だった。これまで何度も観てきたオアシスのライブの中でも、言うまでもなく最高のライブだった。特別な構成や演出など何もなく、ただただ歌、演奏、そしてメンバーの存在感が衝撃的なまでに「凄い」。天下無敵のロックンロールを2020年代に再び体験することができた。
そして、これまで観てきたオアシスのライブでは感じたことのなかった「満足感」を感じれたのが最も驚きだった。これまで観てきたオアシスのライブは、ドキュメントを観ているようだった。その時々のアルバムの出来も波があり、兄弟の関係も現在進行形で変化していて、常に揺れながら走っているオアシスを目撃するスリルと興奮だった。でも今回のライブは、「これがオアシスだ」という確かさをしっかりと観ることができた。そこに、これまで味わったことのない満足感があった。
こんな形でオアシスの物語を見届けられるとは思っていなかった。リアルタイム勢は盛り上がったと同時にこんな感慨を抱いたのだ。
そして今回の緊急ライブレポを11/7発売のロッキング・オンに間に合わせるべく現在いろいろ手配中。たぶん間に合うのでチェックしてください！（山崎洋一郎）
