劇団 排気口のホラー演劇『人足寄場』を観た

劇団 排気口のホラー演劇『人足寄場』を観た
劇団 排気口のホラー演劇『人足寄場』を観た
以前にも紹介した劇団 排気口の公演を観に行った。
今回は『人足寄場』というホラー作品で、ホラーの演劇というのはあることはあるが、ジャンルとして確立しているほどではないらしい。なのでチャレンジングな公演だったのだが、絶賛に値する公演だった。まず菊地穂波の脚本のクオリティーが際立っていて、インディー/オルタナ感をはっきり出しつつもストーリーテリングと奇抜さ、表現の奥行きとエンタメ性のバランスが見事。
役者達は基本的には脚本に忠実に演じているが、全てのセリフや演技が自分でしかないものになっている、そんな不思議な力の持ち主たちだ。
物語と劇空間の密度を濃く保ったまま、最後まで観客を引きつけ、そして最終的にはめちゃくちゃ怖かった…。台詞や演出にポップなステッカーを貼りまくった「ポップな劇団」は数多いけど、テーマの切り口の鮮やかさや表現のバランス、そして「怖がらせる演劇」ではなく「ホラーの構造」を演劇に落とし込むポップな演劇体験を提示した排気口はやはり抜きん出た存在だと思った。観劇後のアフタートークへの登壇を依頼されて、ホラーも演劇もまったく素人ながらバンドの終演後の楽屋でのトークのように楽しくお喋りさせてもらった。
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