この危ない物体


ミッシェル本。
長らく絶版になっていたが再版することにした。

これ、初めてみた人はたいてい笑うか、「何ですか、これ?」と驚く。

まず、分厚い。分厚いと言うより、ぶっとい。
本よりもレンガに近い。
初版の頃に僕が付けたセールス・コピーは「殴って倒せるミッシェル本」だった。
まじで。


そして、表紙は犬の写真なのだが、何だかわからない。わざわざドーベルマンを借りてきたのだが、結果何だかわからない。
しかもカメラマンは紀里谷和明。なのに結果、何だかわからない。
でもかっこいい。

そしてあとがきがとんでもない。我ながら、とんでもない。今回の再版で初めて見たウチの新入社員が呆れていた。

だが、これ以上のミッシェル本はあり得ない。
内容は圧倒的です。
次号JAPANでもミッシェルを特集。

もうすぐ00年代が終わる。
だがまだ終わってはいない。
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