話を変えるな

話を変えるな

チリの震災のニュースが、今日ぐらいからにわかに「住民の略奪行為」にフォーカスされ始めた。
混乱に乗じた略奪が始まって、外出禁止令が布かれているとかなんとか。
そんなことは取るに足らないことだ。
貧富の差があれほど激しい国においては、何か混乱があればすぐに犯罪が増える。
そんなの仕方がないことだ。
日本人には珍しく見えるのかもしれないが、当たり前のことなのだ。
そしてすぐに「トーケ・デ・ケーダ(外出禁止令)」が発令される。
緊迫した日常の国にとっては不思議なことでもなんでもない。
そんなことよりも、震災の被害をしっかりと訴え、日本政府の対応の良し悪しについて問題提起したらどうなんだ。
地震に乗じて泥棒が横行する国=南米諸国、そんなつまらないエピソードを垂れ流してる場合ではないだろう。
死者は800人とか言ってるが、下手をするとその十倍に及ぶ可能性もある。
僕は中南米で目の前で何十人の戦死者がダンプカーに積まれているのに、死者は数名と世界に向けて報道された事に唖然としたのを今でも忘れない。
いろんなことが整備されていない国なのだ。
必要なのは助けなのだ。
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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