情報解禁日が来て、ようやく書ける。アーケイド・ファイアの新作『THE SUBURBS』を聴いた、素晴らしいんだよ、と。

ジャケットからも感じられるように、日常の裏側にまで覆い尽くす憂鬱から一切目を逸らしていない。だが、いやだからこそ、あくまでも音楽は誇り高く、誠実で、毅然としてあるべきだ、という思いが溢れている。

サウンドはむしろ荒削りになり、ソリッドになり、メロディーはタフで美しい。音楽十字軍としての士気はこの3rdアルバムでさらに高まっているようだ。
こんなに心があがるアルバムは、最近そうはない。
もう一度言うが、素晴らしい。