リオン・ブリッジズ、Nulbarichら洋邦アクトが熱演を繰り広げた「GREENROOM FESTIVAL'19」1日目を観た!

リオン・ブリッジズ、Nulbarichら洋邦アクトが熱演を繰り広げた「GREENROOM FESTIVAL'19」1日目を観た!

今年でめでたく15周年を迎えた、サーフ/ビーチカルチャーと音楽/アートの祭典「GREENROOM FESTIVAL」。当初は横浜大さん橋ホールで開催され、2010年に赤レンガ地区での野外フェスとなってから10回目にあたる。アニバーサリーを祝福するような快晴に恵まれた2日間であった。複数のステージで洋・邦楽のアクトが熱演を繰り広げた初日の模様を、駆け足で振り返ってみたい。

正午、Good Waveステージに登場したトップバッターのKing Gnuは、挑発的なオルタナティブ/ヒップホップ・グルーヴもさることながら、“白日”など井口理(Vo・Key)の美声が映える切々としたナンバーを数多く届ける。続くBlue SkyステージのYogee New Wavesは、港の広場という環境を完全に味方につけたチルなバンドサウンドを潮風に乗せていった。


14〜15時の最も日差しが厳しい時間帯に、目を見張るような大活躍を見せたのはKICK THE CAN CREW。キック直撃世代と思しきオーディエンスが多く目に付く会場で、新旧の華麗なマイクリレーと大合唱を連発し、2日間でも随一ではという盛り上がりを見せた。

ヒューマンビートボックスとソリッドなギターを伴うユニークな3人編成で、ソウルフルな一体感を生み出したのはNakamuraEmi。また、アコギ1本とループ・ステーションを駆使して心地よいグルーヴと美声を放つReNも素晴らしかった。3年連続出演のNulbarichは、その豊かなミクスチャー感覚で「GREENROOM」の新たな顔役になりつつある。個人的には、JQがドラムを叩き歌う姿をフェスでは初めて観ることができた。


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さて、ここからは洋楽アクトに触れていこう。楽しみにしていたLA発のアラーラズ(Allah-Las)は、サーフ/サイケ・サウンドを基調としながらも、爽やかに晴れわたるというよりどんより曇った西海岸の空を想起させる。失意と倦怠、疲弊感を伝えながら、どっこい生きてます的なヴァイブが現代的だ。無料エリア(前方ブロックはリストバンドが必要)のRedbrickステージに、インディーポップ好きが大集合している様子も楽しい。デビュー時のレーベル=Innovative Leisureのキャップを被って、応援してきました。


フィッシュボーンとのバッティングには悩まされたが、薄暮の時間帯に大振りなグッドメロディのロックを聴きたくなったので、愛されバンドのスウィッチフットを選択。これが大正解だった。質実剛健のサウンドに、ジョン・フォアマン(Vo・G)はトラスによじ登って熱唱するほどの全力投球ライブ。インタラクティブ性もばっちりで、メインステージのトリみたいな貫禄を感じさせていた。新作曲“All I Need”から“Dare You to Move”で本編を締めくくり、まさかのアンコールへと向かう。これが無料で観られてしまうのはヤバい。


そしてGood Waveステージのトリは、リオン・ブリッジズ。グラミーの「最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞」を見事受賞しての今回の来日となったが、彼がビンテージなサザンソウルを披露していたのはデビュー時だけで、昨年の『グッド・シング』ではミネアポリスサウンド風からネオソウルまで、多彩な楽曲を披露していた。個人的には、新作のモードが好きだ。素晴らしいアルバムだった。

今回のステージも、オルガンファンクからいなたいブギー、モダンなジャジーソウルなど、さまざまな楽曲で楽しませてくれる。バラード曲“Shy”のとき、彼方の海辺に花火が打ち上げられていたのは、偶然にしても出来過ぎな光景であった。ラストは自らギターを奏で、“River”をじっくりと染み渡らせる。トラディショナルな部分と、コンテンポラリーな部分を折衷させ、自分なりの、自分に相応しい着地点を探し求めている姿が印象的であった。心が満たされる1日だ。2日目の模様も、追ってレポートします。(小池宏和)
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