《恋を知って!愛を知って セックスを知って愛を忘れてえ》と男子は悶々としながらも、《強がって行きてゆく》。だって《未来ってヤツはもう過去になる》んだから。だから男子ってバカよね~。と女子は上から目線で言うのだが、そんな青春のあれやこれやを屈託なく歌う、りょーめー(Vo・G)をフロントに、直球なロックンロールに失笑や爆笑を織り交ぜたライヴで注目されている5人組の初アルバム。青春真っ只中としか言いようが無い曲ばかりだが、ファンキーな” へんしん“とか” 賛歌“は、RCサクセションやウルフルズを連想させるソウルと王道感があり、初作にすべてがあるという定説に従いたくなる。りょーめーはチバユウスケが音楽を担当した映画『赤い季節』に危なっかしい少年役で出演しているが、あのイメージと対照的に底抜けな明るさと自由さで人を惹き付ける。他の4人もそれぞれ個性的で、ブリット・ポップやパンク・ロックへのオマージュを感じさせる衣装やサウンドなのも心憎く、何より彼等がこのバンドを満喫しているのが最大の魅力。そのワクワク感が聴き手に伝わってくるのだ。(今井智子)