“新世界ようこそ”から始まり、リード・トラックの“朝色”で終わる構成になっている。新世界、朝、そしてアルバムタイトルにも入っている明日など、前向きな一歩を意味する言葉が多く出てくる。しかし、同時に朝になる前の夜、目覚める前の夢についても多く歌っていて、夜と朝で綱引きしているような、揺れる心持ちがある。“宇夜夢夜”と書いてうやむやと読む曲など、特にそうだ。ちょっとためらって迷いながら踏み出す感じ。その一歩にはリアリティがあるし、共感できる。(遠藤利明)
夜と朝の間
本棚のモヨコ『TOMORROW NEVER KNOWS』
2014年11月12日発売
2014年11月12日発売
ALBUM
“新世界ようこそ”から始まり、リード・トラックの“朝色”で終わる構成になっている。新世界、朝、そしてアルバムタイトルにも入っている明日など、前向きな一歩を意味する言葉が多く出てくる。しかし、同時に朝になる前の夜、目覚める前の夢についても多く歌っていて、夜と朝で綱引きしているような、揺れる心持ちがある。“宇夜夢夜”と書いてうやむやと読む曲など、特にそうだ。ちょっとためらって迷いながら踏み出す感じ。その一歩にはリアリティがあるし、共感できる。(遠藤利明)