自分たちの表現力を熟知した3曲

KEYTALK『Love me』
2016年11月23日発売
SINGLE
KEYTALK Love me
秋の東名阪ツアーを終え、学園祭行脚を行っているKEYTALKの、2016年3作目となるシングル。その学園祭ツアーですでにお披露目されているのが、本作の表題曲“Love me”だ。作詞・作曲は義勝によるもので、今年リリースされた義勝ナンバーの中でも随一の胸キュン度の高さを誇る。《退屈で寝不足 あくびの出るような毎日に/見やすい映画みたいだ 突然舞い降りた光》という歌い出しが、恋に落ちる刹那の心の動きを接写している。このときめきはそのまま、KEYTALKがもたらす鮮烈なロック体験にも当てはまるだろう。バンドの表現力を理解した上で、4人の奔放な演奏を一本に纏め上げたしなやかなメロディにも唸らされるナンバーだ。2曲目“SAMURAI REVOLUTION”も然りで、より骨太に成長するバンドサウンドを活かした雄々しい一曲。《バンド戦国時代冬の陣》を生き抜く逞しい歌詞が、巨匠と八木の共作によって綴られている。そして武正が手掛けた“金木犀”は、クールな達観の裏側に潜む詩情がキモになるナンバー。武正の切れ味鋭い歌詞は、今後もバンドにとって重要な武器となってゆくはずだ。(小池宏和)
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