どうやら『ソニック・ハイウェイズ』を制作するデイヴ・グロールの姿に触発され、以前までの「趣味のクラシック・ロック」的なところから、さらにソングライティングを深めたいと意識を高めたようだ。特に歌詞に関して、彼の実人生をベースに「郊外に住む人々の生活」を描こうとしたらしい。その結果、「キッスとかクイーンとか好きだよね~」みたいな部分は変わらずとも、もっとずっと“テイラー自身の作品”として鳴り響いていると感じられた。
すでに本家フー・ファイターズが来年のツアーを告知し始めており、この作品をフォローする活動がどこまで行なわれることになるかは見えないが、きっとフー・ファイターズ内においても、ここにきてテイラーが成長を見せた事実を実感できる場面は必ずあるはずだ。(鈴木喜之)
