圧倒的飛躍

coldrain『FATELESS』

2017年10月11日発売

coldrain FATELESS
本作からワーナーに移籍しこれまで以上に強力な海外進出を目論むcoldrain。2年ぶり新作のプロデュースはインキュバスやフォーリング・イン・リヴァース、ストーリー・オブ・ザ・イヤーなど、ラウド/メタルコア/ポストハードコア系を多数手掛けるマイケル・エルヴィス・バスケットを起用。プロデューサー、エンジニア、ソングライター、楽器テクニシャン、そしてボーカリストでもあるバスケットの豊富な知見は、彼らのさらなる飛躍に絶大な助けとなったはずだ。

比類なく激しくラウドなバンドサウンドと、流麗で美しいメロディを完璧に表現するボーカリスト。バンドのスタイルは確立されているから、あとはその武器をいかに研ぎ澄ませ、パワーアップするか。本作でサウンドプロダクションは一層洗練され、さらにドラマティックになった。アレンジはムダがなくなり、演奏は整合性を増して、音響面がクリアになり各楽器の分離が良くなって、バンドとしてのポテンシャルとスケールが一層際だった。Masatoのボーカルはさらに狂おしくエモーショナル。素晴らしい飛躍を遂げた傑作だ。(小野島大)

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