本作は79年の3枚目。いわゆる“名盤”の評価を授かる一枚で、当時TGが掲げたスローガン「死の工場の音楽」そのままに禍々しい電子音とテープ・コラージュ、チープなリズム・ボックス/マシーン・ノイズ、そして気のふれたボイスが織りなすサウンドは改めて衝撃的。諧謔と実験の狭間で宙吊りされたエレ・ポップ、はたまた現代音楽の残骸が死屍累々と並ぶようなさまは比類ない。来年には未発表曲など集めたBOXセットも予定。(天井潤之介)
「インダストリアル」の原点
スロッビング・グリッスル『20 ジャズ・ファンク・グレーツ』
発売中
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本作は79年の3枚目。いわゆる“名盤”の評価を授かる一枚で、当時TGが掲げたスローガン「死の工場の音楽」そのままに禍々しい電子音とテープ・コラージュ、チープなリズム・ボックス/マシーン・ノイズ、そして気のふれたボイスが織りなすサウンドは改めて衝撃的。諧謔と実験の狭間で宙吊りされたエレ・ポップ、はたまた現代音楽の残骸が死屍累々と並ぶようなさまは比類ない。来年には未発表曲など集めたBOXセットも予定。(天井潤之介)