理想的な「鳴り」のライブ盤

ザ・クロマニヨンズ『ザ・クロマニヨンズ ツアーPUNCH 2019-2020』
発売中
ALBUM
ザ・クロマニヨンズ ザ・クロマニヨンズ ツアーPUNCH 2019-2020
これまで楽曲の配信を行っていなかったザ・クロマニヨンズが、7月22日~9月21日の期間限定で初めて配信リリースしたライブアルバムの、CD化/アナログ盤化。ニューアルバム『PUNCH』のリリースツアー58本のうち、後半の12本を新型コロナウイルス禍で中止せざるを得なかったことに対応して、急遽リリースを決めたのではないかと思う。

アナログ盤におけるA面の曲を収録順どおりにやり、他のアルバムからの曲を何曲かはさんでから、B面の曲を収録順どおりにやって、また他のアルバムからの曲をやる──というのが、ザ・クロマニヨンズのリリースツアーのセオリーで、このライブアルバムも(“ロケッティア”だけもっと後半に持ってきているが)そうなのだが、まず何よりも最高なのは、その音質。カセットテープレコーダーを現場に置いて録ったみたいな、ハイファイとは正反対の鳴りなのだ。歌も演奏も一発でモノラル録音してアルバムを作るバンドのライブ盤なんだから、こうでなくてはならないのだろう。という意味でも、それ以外の意味でも、他では聴けない作品。(兵庫慎司)

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