THE ENDの先にいるアイナ

アイナ・ジ・エンド『BORN SICK』
発売中
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アイナ・ジ・エンド BORN SICK
Qiezi MaboのプロデューサーGiorgio Blaise Givvnが手掛けた“Retire”のローファイサイケな音像に乗せて連呼される《痛い》という言葉、Shin Sakiuraによる洒脱なトラックに乗せてエロティックな心情を綴る“家庭教師”、ポップに抜けそうで抜けきらない歪なメロディがスリリングに本性を暴き出す亀田誠治プロデュース“ロマンスの血”。どの曲も何かが過剰で、何かが決定的に足りない。『THE END』までのフェーズが、こぼれ落ちた破片を集めてひとつの自画像を生み出していくようなものだったとしたら、今のアイナ・ジ・エンドがやっているのは巨大な塊をナイフで彫って削って、その痕も生々しいまま自分という彫刻を作り上げるような行為だ。このEPは11月にリリースされるアルバムへと連なる3ヶ月連続リリースの第1弾。この『BORN SICK』を皮切りに、10月の『DEAD HAPPY』、そして11月にリリースされる2ndアルバム『THE ZOMBIE』へと続いていく道程の中で、僕たちはいよいよ一線を越え、アイナ・ジ・エンドという《化け物》の正体に出会うのかもしれない。(小川智宏)

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