《愉快なリズムが一番の薬》と歌う通り軽やかに聴けるけれど、終盤ズバンと《死にたいんだ》という本音が現れる。秋山黄色は不器用なほど正直な人だと思うのだけれど、そんな自身を試行錯誤しながら器用な表現に落とし込もうとしている。だから、《未来の事愛してみたいよ》という結末が切実に響くのだ。(高橋美穂)
不器用な自身を器用な表現に
秋山黄色『ソーイングボックス』
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《愉快なリズムが一番の薬》と歌う通り軽やかに聴けるけれど、終盤ズバンと《死にたいんだ》という本音が現れる。秋山黄色は不器用なほど正直な人だと思うのだけれど、そんな自身を試行錯誤しながら器用な表現に落とし込もうとしている。だから、《未来の事愛してみたいよ》という結末が切実に響くのだ。(高橋美穂)