3月にホームタウン横浜で敢行された結成25周年ライブ、その2日目の模様を収録した映像作品。このライブは、ステージ上のひな壇に数十名の観客を迎え入れる形で行われ、メンバーが前と後ろの両サイドからファンに囲まれる形となった。メンバー4人の歌と演奏に、一人ひとりの観客の呼吸、身体の躍動が重なり合うことでひとつの音楽がつくり出されていく流れを、いつものライブ以上に深く体感できるような非常にアジカンらしい演出だと思う。また、このライブには、盟友の下村亮介(the chef cooks me)や、三船雅也(ROTH BART BARON)、塩塚モエカ(羊文学)をはじめとした多数のミュージシャンが集結した。彼ら、彼女らが、メンバー4人と共にアジカン史を代表する新旧のロックアンセムを次々と鳴らしていく展開に、何度も胸が熱くなる。アジカンの四半世紀の歴史は、決して4人だけではなく、彼らのロックを信じる数多くのリスナー、ミュージシャンたちと共に紡がれてきた。そう強く確信させてくれるような感動的なライブだ。アジカンと私たちの歩みは、25年のその先へと続いていく。(松本侃士)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2月号より)
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みんなで共に鳴らした四半世紀の歴史
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