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先日のワンマンライブでメジャーデビューを発表したミーマイナー。異なる場所で挫折を味わい苦い経験を糧にした4人が今最高のスタートラインに立つ。彼らをひもとく鍵は美咲(Vo・G)とさすけ(B)の鮮やかに交わる作家性。緻密な情景描写により短編映画のような物語を描くさすけと、実体験をもとに感情をありのまま詰め込む直感的な美咲。一見対照的なふたりだが、さすけ作詞“レモンガール”《君となら不幸でよかったのに!》と、美咲作詞“君の言う通りだった”《私は2人で地獄がいいよ》というフレーズが繋がるように、描く世界観は見事に重なっている。《くたびれた換気扇の音/食べきれないもの 腐っていく冷蔵庫》(“部屋とガラクタと私”)、《東京の冬は寒いんだね 君の温もりで気づけなかったな》(“レモンガール”)といった日常に宿る侘しさを表す描写も、異なる視点から描かれることで奥行きを増し、その不器用さがたまらなく愛おしい。4人の歩みがぴったり重なった今作は、過去の傷さえも美しい景色に変え、彼らの物語の輝かしい序章となるだろう。(伊五澤紗花)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年6月号より)『ROCKIN'ON JAPAN』6月号のご購入はこちら
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