昨年11月から行われてきた「密林ジャングルジムTOUR」のファイナルとなった、4月10日の新木場スタジオコーストのライブの模様が、全曲収録されている。映像やセットも凝った、居るだけでワクワクするような、最新アルバム『Phasemeter Trippin’ Bug Shake』の世界観とマッチした空間。そこに、これまでの楽曲も違和感なく溶け合っていたところが、新鮮で面白かった。しかし、そういったエンタテインメント的な魅力を超えて、今作は、3月11日以降の彼らとオーディエンスの気持ちが見える映像になっている。そもそも、このライブ自体が、元々は3月12日に予定されていたのだが、延期になったのだ。それだけに、やっと見れた嬉しい気持ちや、日々の不安を吐き出したい気持ちが起爆剤になったんだろう、いつも以上の大合唱が響き渡っていた。メンバーも、序盤からMCや表情で素直に思いを伝えていた。家族のように近くてあたたかな空気に満ちていて、音楽の力を感じさせてくれた。特にラストには、想像を凌駕する感涙が。なお、同日に、『2010年 サラペのBUS TOUR』のDVDもリリース。(高橋美穂)