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「あたまご」──初めて目にしたときから、口にするたび愛おしさが増す不思議な言葉。リョクシャカの4人が考え抜いて生み落とした分身であり、新しい命を意味するという。自由に躍動する4人の個性が輝き、突き抜けていくポップネスの先に未体験の音世界が描き出される。全員の名がクレジットに並ぶ“TABOO”は、《データに基づけば》という無彩色な言葉で始まる歌詞とは裏腹に、自由奔放に駆け巡るシンセサウンドとバウンシーなベース、そしてなんともクセになる《TABOO TABOO》と、色彩豊かな響きが耳を離れない。音楽を楽しむ無邪気な衝動が弾け出したような遊び心あふれるナンバーだ。そして、表題と響き合う“うたまご”で歌われる《うたに変えたいきらめき》。その《きらめき》に命が吹き込まれた歌がリスナーへ手渡されていくかのように、“つづく”が呼応して響く。「あたまご」という共通点を持って誕生した、異なる色彩を放つ12の命が、これからリスナーの手で温められ、孵り、どこまでも羽ばたいていくだろう。(哲翁まどか)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年10月号より)愛おしい響きから、12の命が羽ばたく
緑黄色社会『あたまご』
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