現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』6月号別冊に緑黄色社会が登場!いいところまで行ったけど出せてない曲たちが、報われる日がきっとくる。
壁を乗り越えなきゃいけないタイミングがみんなにあるだろうし、苦しみもするけど、頑張った先にはいい気持ちが待ってるから(長屋)
春の名曲センバツBOOK
INTERVIEW vol.1――緑黄色社会の謎に包まれた曲作りとは? 絶対社外秘の名曲10インタビュー
INTERVIEW vol.2――ポップの追求が狂気に達した名盤『pink blue』大解説インタビュー
インタビュー=古河晋 撮影=軍司拓実
楽曲の時代だ。そして緑黄色社会は、間違いなくその「楽曲の時代」を象徴するアーティストの代表選手である。1本目のインタビューでは、厳選に厳選を重ねた10の名曲を並べて、いかに緑黄色社会が多彩で異色でルール無用の曲作りの探求を続けてきた音楽集団であるかに切り込んだ。はっきり言って社外秘な情報の嵐の内容だが、なんの屈託もなく楽しそうに何時間もそれを語り合う4人、やはり只者じゃない。そして最新アルバム『pink blue』は、そんな緑黄色社会の曲作りの探求が狂気に達したとも言えるアルバムだ。
長屋晴子、小林壱誓、穴見真吾、peppe、それぞれが緑黄色社会を通じて挑戦してきたことの向こう側へと踏み込み、ポップの向こう側にある新しいポップの世界で改めて4人で出会うための気の遠くなるような作業がそこにはあった。それを休む間もないスピード感でやり切ったことが2本目のインタビューで語られているし、収録された全12曲にも刻み込まれている。苦しい作業だったに違いない。でも緑黄色社会は、その苦しささえも楽しんで「楽曲の時代」の頂で笑う、そんな最強にロックなポップバンドなのだ。(古河晋)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年6月号より抜粋)
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