現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』6月号にBE:FIRSTが登場!ほんとに根っこがある音楽を今この時代に作り出したいし、それはBE:FIRSTでありたい。
“Boom Boom Back”はそんな一歩目になれたかな(SOTA)
行け、7つの光
――第二章への巨大な布石“Smile Again”“Boom Boom Back”を語り尽くす
インタビュー=小栁大輔 撮影=山﨑泰治
行け、7つの光――というコピーをつけさせてもらった。BE:FIRSTとはそもそも7つの光であり、異なった強烈な個性が集まったチームだからこそこの快進撃を続けられている、というのは間違いない。だが、やはり、本当の意味で「7つ」の光になったのは今であり、だからこそ、この超がつくクールなヒップホップナンバー“Boom Boom Back”が、あるいは初挑戦ともいえるストレートなラブソング“Smile Again”がこれだけ強く、BE:FIRST的なる「ふたつの王道」として、確信的に響いてくるのではないか。そんな想定とテーマに基づいてこの7人集合インタビューは進んでいく。
JAPANでは先月まで、毎月ひとりずつ、ひとつずつの個性はいかにして生まれ、それぞれの個性をどうとらえているのか、その7通りの半生と価値観に迫り続けてきた。最終回は先月、LEOだった。そこに「今、ついにBE:FIRSTは7つの個性になれた」という主旨の発言があった。詳しくはここからの本文を読んでほしいが、BE:FIRSTは最初から完璧なバランスによって、あらかじめ眩しかったわけではなく、日々一人ひとりが精一杯の踏ん張りをし、一人ひとりが「自分とは何か」「自分にできる貢献とは何か」を自問自答しながら、一歩ずつ進んできた物語に他ならない、ということがよくわかる発言だった。「7つの光」になったBE:FIRSTは今こそが最強だ。その象徴となる、BE:FIRSTの最先端が“Boom Boom Back”であり、紡ぎ上げられたど真ん中の普遍性、それが“Smile Again”なのだと思う。だから、今回、この2曲をめぐる対話は必然的に、「7人は、なぜ今、7つの光になれたのか」という結論に向かって進んでいくことになった。
未来に挑み続ける7人の現在地のドキュメントとして読んでもらえたらと思う。(小栁大輔)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年6月号より抜粋)
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