現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』6月号においしくるメロンパンが登場!『cubism』で踏み出した一歩があったので、もう大丈夫だという確信があった――
最強の新作『answer』誕生! 前作を超えるポップモード、その鮮やかな「答え」に迫る
インタビュー=杉浦美恵 撮影= 増田彩来
これほどまでにまっすぐにポジティブな後味を残すミニアルバムは、おいしくるメロンパン史上初だと思う。前作『cubism』で見せたポップなアプローチが、今回の最新作『answer』でさらに開花したかのように、すべての楽曲にまるで迷いがない。それでいて、おいしくるメロンパンの本質である3ピースの研ぎ澄まされたアンサンブルはここにきてさらなる冴えを見せ、バンドの音楽性や持ち味はよりシンプルに伝わる作品となった。何よりソングライターであるナカシマ(Vo・G)のマインドの変化が大きいのだと思う。インタビューをしていても、歌詞に込めた想いやサウンドアプローチについて、ここまで具体的に語ってくれたことはこれまでなかった。それほどに、彼の中では今、おいしくるメロンパンの音楽を「広く届けたい」という想いが強くなっているのだろう。『answer』から放たれる歌が、音が、彼らの現在地を示す「答え」そのものだ。それはロックバンドとしての揺るぎない自信に満ちた「答え」である。(杉浦美恵)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年6月号より抜粋)
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