本作を聴くと、(特に前作での)彼は時代に色目を使わず、ただ時代に愛される人だったのだなということが良く分かる。単に自分が愛した音楽を信じてやっていただけだし、これからもきっとそうだ。たとえばジェイムス・ブレイク登場以降の新しいUKソウルが盛り上がりつつある中、近くシーンは玉石混交の様相を見せるだろう。そういう意図的に作られた「時代」と無関係の場所で、確かな意志を持つ人の音楽は生活にピッタリと寄り添ってくれる。ラスマス・フェイバーやMJコールらも参加。間違いなく好き。(小池宏和)
「新しげ」は要らない
ベン・ウェストビーチ『ゼア・イズ・モア・トゥ・ライフ・ザン・ディス』
2011年07月27日発売
2011年07月27日発売
ALBUM
本作を聴くと、(特に前作での)彼は時代に色目を使わず、ただ時代に愛される人だったのだなということが良く分かる。単に自分が愛した音楽を信じてやっていただけだし、これからもきっとそうだ。たとえばジェイムス・ブレイク登場以降の新しいUKソウルが盛り上がりつつある中、近くシーンは玉石混交の様相を見せるだろう。そういう意図的に作られた「時代」と無関係の場所で、確かな意志を持つ人の音楽は生活にピッタリと寄り添ってくれる。ラスマス・フェイバーやMJコールらも参加。間違いなく好き。(小池宏和)