パワポ好きは必聴

タイトル・トラックス『イン・ブランク』
タイトル・トラックス イン・ブランク
これは良いパワー・ポップのアルバムだ。ガチャガチャしたギターとドタバタしたドラムで、結構ぶっきらぼうな演奏ではあるが、そこに乗っかるのは、まさしく60年代ポップ・ロック黄金時代のメロディ。初期のニック・ロウにも通じるようなソングライティング・センスを感じるし、バズコックスとか好きな人にはぜひ聴いてほしいと思う。
 
このタイトル・トラックスの中心メンバーは、かつてQ and not Uというポスト・ハードコア・トリオでドラマーを務めていたジョン・デイヴィス。03年の来日公演で見せた鬼神のようなプレイは、もはや伝説になっている。しかし、その後ほどなくしてバンドが解散すると、ジョンはギター/ボーカルへと転向し、まず女性シンガーとのデュオ=ジョージィ・ジェームズを結成、優良なポップ・ソングを聴かせ、ファンを驚かせた。続いて、自ら全パートをこなして作り上げた完全ソロ・アルバム『It was Easy』で、タイトル・トラックスを始動。セカンドである本作は、ずっとツアーをともにしてきたメンバーもレコーディングに参加しているので、よりバンドっぽいノリが出たと思う。好盤!(鈴木喜之)
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