チェコ・ノー・リパブリックが化けた!思わずガッツポーズしたくなる、無敵感漂う2ndミニアルバムが完成。その名も『DINOSAUR』。昨年10月に1stアルバム『Maminka』をリリースしたばかりだが、成長っぷりが目覚しい。Veni Vidi Viciousを脱退した武井(Vo・B)と山崎(Dr・Cho)を中心に結成、当時から交流のあったThe Mirrazとの対バンなどでじわじわと名を広めてきた4人。荒唐無稽な白昼夢のような世界観は相変わらずだが、その中に等身大の彼らの姿がニュッと浮き彫りになったというか。バンド・サウンドもぶっとく、くっきり際立っている。《ダイナソー/の様に 強く なりたいよ》というリフレインが印象的なタイトル曲“ダイナソー”は正真正銘のキラーチューンだが、君のビースティ・ボーイズになりたいと願う、“Sunshine”や“幽霊船”、ラストのインスト“ダイナソー-footsteps-”など楽曲がぐっと進化している。前作で《七色のパレードは終わり 夢の中》と歌っていた彼らは、今作で《カーニバルが始まるよ さぁもう行かなくちゃ》と歌う。逞しくなったチェコ、必聴。(井上貴子)