これだけのアイデアを詰め込んで纏め上げる手腕は生半可ではないが、ラスベガスのミクスチャー性が真新しくスタイリッシュなものかと言うと、そうではないと思う。“Crossover”という歌にも表れているように、可能性はあらゆる方向に伸びている。手当り次第に貪欲に手段を獲得し、その先で独自のスタイルを見つければ良いとする思想が全編を貫いているのだ。物わかりの良さそうな、大人びて小綺麗な歌が好きか? みんなの好きなロックというのは、そんなに不自由なもんじゃないだろう。(小池宏和)
最後の一音まで詰め込まれた「自由」
Fear, and Loathing in Las Vegas『All That We Have Now』
2012年08月08日発売
ALBUM
これだけのアイデアを詰め込んで纏め上げる手腕は生半可ではないが、ラスベガスのミクスチャー性が真新しくスタイリッシュなものかと言うと、そうではないと思う。“Crossover”という歌にも表れているように、可能性はあらゆる方向に伸びている。手当り次第に貪欲に手段を獲得し、その先で独自のスタイルを見つければ良いとする思想が全編を貫いているのだ。物わかりの良さそうな、大人びて小綺麗な歌が好きか? みんなの好きなロックというのは、そんなに不自由なもんじゃないだろう。(小池宏和)